人工知能とは何なのでしょうか? そしてEPOS AI™はどのようにオーディオ体験を最適化するのでしょうか?

人工知能とその技術の応用は、大きな注目を集めています。 たびたび誤解されるのですが、AIとは自身で考えることができる自立型マシンのことでしょうか? それとも、膨大なデータと計算能力を持ち、考え、学習することにより、自立してタスクを実行するアプリケーションのことでしょうか? 当然のことながら、後者が真実に近いものです。このブログ記事では、人工知能またはAIとは何なのか、そしてヘッドセット・ユーザーに最適なオーディオ体験を提供するため、EPOSのエンジニアがどのようにしてEPOS AI™を開発したかについてご紹介します。

人工知能とは?

AI(Artificial Intelligence)とは、人間の知能を人工的に自ら学習し、模倣するコンピューター・プログラム、またはアプリケーションの能力を指します。 膨大なデータを収集し、それをふるいにかけ、AIを使用して人間には見えないパターンを特定することで、特定の課題に取り組みます。 画期的な医療の解明から、日曜日の午後に聴きたい音楽の予測まで、近年、AIはますます普及しています。 Alexaのようなパーソナル・アシスタントを通じて、私たちの家庭生活や勤務スケジュールを管理するためにも使用されます。

人工知能(AI)とマシン・ラーニングの検証

このように普及したアプリケーションが私たちの生活のあらゆる側面にある中で、どのようにしてAIが機械に「学ぶ」能力を与えているのでしょうか? マシン・ラーニング(機械学習)は20世紀半ばに定義され始め、当初はハイテク産業のツールとして使用されました。 その後、計算能力の向上とビッグデータへのアクセスにより、AIはより一般的になり、私たちの行動を予測できるパーソナル・アシスタントの開発を可能にしました。 マシン・ラーニングの最も一般的な形態のひとつが、人間の脳内にある何十億もの神経細胞のように、ニューロンを何層にも相互接続させたニューラル・ネットワークです。 ニューラル・ネットワークは人間の脳を真似たものであるため、人間の脳と同じように訓練することができます。 ニューラル・ネットワークは、多くのデータ入力と、正確で望ましい出力を与えることで訓練されます。 時間をかけ、試行錯誤を繰り返しながら、訓練データの要点を学ぶまでニューロンを調整し続けます。 ただし、人間の脳と同様、このネットワークは間違いを犯す可能性があり、必ずしも完璧な結果をもたらすとは限りません。 しかし、ネットワークを鍛えれば鍛えるほど、ネットワークは改善されます。

これは、EPOSオーディオ・デバイスにとってどのような意味があるのでしょうかり?

AIがなんらかの方法で私たちの生活に革命を起こすべく使用される場合、EPOSのエキスパート・エンジニアであれば、どのようにして最高のオーディオ体験を実現するのでしょうか? それは、EPOS AI™により、小さくても強力なネットワークで

通話中の人間の声を周囲の騒音から分離します。 これは、何千時間にかけ、さまざまな現実の音を入力して開発したニューラル・ネットワークです。 EPOS AI™は、ユーザーの音声と周囲の音、まわりで話している人との違いまで学習します。この学習は止まることはありません。 EPOS AI™は、EPOSの音響研究所で行われる、高度なディープ・ラーニング・プロセスです。 オーディオ入力は常にニューラル・ネットワークに送られ、テクノロジーはさらに洗練されたものになります。 ユーザーにとっては、製品のアップデートにより、ヘッドセットのEPOS AI™ネットワークが改善され、通話の明瞭度をさらに最適化できます。

ADAPT 600 シリーズ

現代のモバイル・ワーカー向けのEPOS AI™を搭載

現代の多様性に富んだモバイル・ワーカーは、騒々しいオープン・オフィス、空港のラウンジ、インターネット・カフェを移動して、絶えず変化するサウンド環境で通話をしています。 EPOS AI™と、膨大なオーディオ入力で高度にチューニングされたニューラル・ネットワークは、まさにこのためにあります。 当社の最新フラッグシップ・ヘッドセットであるADAPT 660は、EPOS AI™を搭載し、マシン・ラーニングで強化された音声ピックアップを組み込んだ、世界初のUC認定ヘッドセットです。 ADAPT 660に組み込まれた3つのビームフォーミング指向性マイクと、EPOS AI™内のニューラル・ネットワーク、は、同僚のおしゃべり、交通騒音、風、さらにEPOS音響研究所で「学習」したさまざまなノイズなどの不要な音をフィルタリングすることで、ユーザーの声に集中します。 これにより、ヘッドセット・ユーザーの相手方にとっての明瞭度が向上し、適応型アクティブ・ノイズ・キャンセルと豊富なステレオ・サウンドを組み合わせると、通話の両側で通話の明瞭度が向上します。 これにより、ADAPT 660によって従業員がいつでもどこでも、集中力と生産性を上げることができます。

小型サイズ、優れた明瞭度

EPOS AI™は非常に小型であるため、ニューラル・ネットワークをADAPT 660ヘッドセットに簡単に組み込むことができ、エッジAIデバイスとして機能させることが可能です。 どのくらいの大きさか想像するための比較例ですが、EPOS AI™は、スマートフォンに組み込まれているTiny AIよりもはるかに小さいものです。 また、EPOS AI™の約50のニューラル・ネットワークは、1つのJPG画像で使用されるメモリに簡単に収まります。 EPOS AI™を携帯電話と接続しなくても、ヘッドセット内でローカルに実行することが可能であるのは、このコンパクト・サイズによるものと言えます。

EPOS AI™の未来

ADAPT 660は、マシン・ラーニングによる優れた音声ピックアップ機能を業界で初めて搭載したヘッドセットであり、当社のサウンド・エンジニアはEPOS AI™の可能性をさらに伸ばし続けています。 近い将来、携帯電話からヘッドセット、イヤフォンに至るさまざまなオーディオ機器が、より効率的でカスタマイズされたやり取りを可能にする、何らかの形のAIを組み込むことになるでしょう。 EPOSは、EPOS AI™における取り組みは技術革新の一部に過ぎないことを理解しており、技術をさらに応用していきたいと考えています。 確実に言えることは、オーディオのパワーを探求し続け、EPOS AI™によって生産性の高いコミュニケーションを達成し、世界中のビジネス・パフォーマンスを向上させるということです。