安全な通話を実現 知っておくべきこと

ハイブリッド・ワークの重要性が増すにつれ、通信セキュリティの重要性も増しています。 ご自身の通話の安全性をご存知ですか ?

人々の働き方が変化し、ハイブリッド・ワークの登場により新たな課題が生まれています。 従業員がリモートで仕事をするようになり、通話の安全性を確保するという課題に直面する業界が増えています。 「ニュー・ノーマル」への移行中、通話の安全性が損なわれるのは、最悪の事態です。

通信のセキュリティを考える上で必要なのは、ヘッドセットとベースステーションの間の認証済み接続の確保、認証済みデバイス間での通話の確認、そして通話データを侵入者が使用できないようにするという、3つのアクションです。 この 3 つの手順を完了しないと、ハッカーがデータにアクセスする可能性が高くなります。

DECT テクノロジーと通信セキュリティ

DECT™ヘッドセットの使用は、通信のセキュリティを強化する方法のひとつです。 これは、DECTのセキュリティ・チェーンが、3つのステップを反映し、それぞれがセキュリティを強化する可能性を持つ、3つのプロセスを備えているためです。

  • 「ペアリング」
  • 「通話ごとの認証」
  • 「暗号化」

DECTは、欧州電気通信標準化機構(ESTI)が策定した、短距離コードレス通信の規格で、音声、データ、ネットワークの各用途に対応しています。 DECT技術は、家庭用コードレス電話とビジネス用コードレス電話の両方において、通信セキュリティの世界標準となっています。 データは決して「無線」で送信されることはなく、ヘッドセットとベースステーションを介して送信されるため、通信のセキュリティを高めることができます。 IMPACT 5000 シリーズの EPOS ヘッドセットは、 DECT セキュリティの認証を取得しており、一般的なワイヤレス・オプションよりも高いセキュリティを確保しています。

1 ペアリング

認証された接続を確保

保護されたペアリングを確立することが第一歩です。 これは、ヘッドセットとベース・ステーション間のセキュリティ・バインディングの登録について説明するもので、ペアリング・データは第三者による「スニッフィング」や傍受が事実上不可能になっています。 その理由は、ペアリング・データは「無線」ではなく、データ通信に使用されるヘッドセット充電ターミナルを介して転送されるためです。 これにより、セキュリティが確立され、認証されたデバイス間の接続が確立されます。

2 通話ごとの認証

認証されたデバイス間の通話を検証

2番目に、認証されたデバイス間で通話が行われているかどうかを検証します。 通話が行われるたびに、ベースステーションは接続したヘッドセットがペアリングされており、通信が安全であることを確認する必要があります。 また、業界規格では、通話の開始時に「無線で」認証しますが、 EPOS のヘッドセットは侵入者が攻撃することは事実上不可能です。 DECT テクノロジーを使用すると、物理的なアクセスによってマスター・セキュリティ・キーの生成に使用されるデータのみを取得できるからです。

3 暗号化

通話データを侵入者使用不能に

次は暗号化です。 デジタル・データの機密性を保護するため、暗号化プロセスは、通話中の音声データのエンコーディングに焦点を絞り、通話データの不正使用を防ぎます。 EPOS ヘッドセットの場合、上述のペアリング・プロセスにハックすることなく、侵入者は Derived Cipher Key にアクセスすることはできません。これは、ヘッドセットとベース間の物理的な接続によってのみ利用できます。 これにより、音声データの交換が非常に安全になります。