一般的な苦情には、声の大きい同僚に邪魔される (50%) 、作業環境における全体的な騒音レベルが高い (48%)、同僚による中断 (46%) などが挙げられます。 これらの所見は、オーディオ機器の2,500人のエンドユーザーと意思決定者 (75%以上が200人以上の組織で働く) を対象としたレポート、EPOS の「サウンド・エクスペリエンスを理解する」 (Understanding Sound Experience) で明らかにされています。

技術が進み、働き方が進化するにつれて、電話、電話会議、遠隔会議の量も増えています。 リモート・コミュニケーションは柔軟な働き方を促進しますが、以下のような課題も残ります。 エンド・ユーザーの 44% は通話中の音質が悪い、39% はインターネット通話で同じ報告をしています。 合計で、調査対象のエンドユーザーの87%は、オフィスおよび自宅の両方で、通話の音質が悪いという問題を経験しています。 この問題には、周囲の騒音 (42%)、言い直しが多い (34%) 、相手に繰り返しを求める (34%) が含まれます。 これらの問題点は、高品質のオーディオ技術を活用するには、企業に費用がかかり過ぎるという要因が挙げられます。

このような問題は、生産性の低下をもたらします。 実際、通話品質が悪いことで、平均して週に29分を無駄にしています。 平均的なフルタイム勤務の場合、これは3日以上の時間損失に相当し、雇用者の観点から見ると、この生産性の低下はコスト面にも影響を及ぼします。 OECD のデータによると、英国の平均賃金の例では、これは従業員1人当たり£389.48、年間の損失収益に相当します。 従業員10名の組織では、年間3,894.80ポンドの収益損失となり、さらに従業員100名以上では、年間30,000ポンド以上の収益損失のリスクがあると推定される生産性の損失です。

オーディオ品質の悪さで損なわれるのは生産性だけではありません。 意思決定者によると、通話の音声品質が悪いと、不満を持つクライアント (23%) 、誤解から間違ったタスク実施による金銭的損失 (18%) 、重要な作業／取引を失うことによる金銭的損失 (18%) 、さらには市場投入／入札の失敗による損失 (19%) などが発生しています。 言うまでもなく、これらの否定的な結果は、従業員の失われた生産性の3日分をはるかに上回る可能性があります。

しかし、このような音質不良による不満や問題の多くには、解決策があります。 意思決定者の約79%は、ヘッドセット、ヘッドフォン、スピーカーフォンなどの優れたオーディオ機器が、通話のオンとオフの両方で聴覚の問題を軽減できることに同意しています。 現在の最高のヘッドセット・ソリューションには、AI を採用したノイズ・キャンセレーション技術などの機能が含まれています。つまり、同僚の大きな声や騒がしい作業環境は、もはや気が散る要因ではあり得ません。

また、大きな時間の節約にもなります。 現在の最高のエンタープライズ・ヘッドセットには、コラボレーション・ツールを即座に起動するための専用ボタンが付いています。 調査によると、最も一般的なプラットフォームは、Skype for Business (エンドユーザーの 38% が使用)、Microsoft Teams (27%)、Webex (16%) です。 意思決定者は、ビデオ通話や会議は、チームに親近感を覚える (27%)、その場に居なくても個人的な関係が維持される (24%)、仕事上の関係で信頼感が増す (23%) と言っています。

「テレワークが普及するにつれて、より高品質のオーディオ・ソリューションが従業員の生産性と暮らしをサポートする手助けになる」と、エンタープライズ・ソリューションの製品管理担当副社長である Theis Moerk は述べています。 「意思決定者の93%が、今後12ヶ月以内に新しい機器を購入する予定で、大部分は最新技術を採用するというモチベーションがあるという反応は、良い兆候です。 これには、エンドポイントの重要性が明確になっている現在進行中の UC 展開に合わせて、ヘッドセットやスピーカーフォンなどのコラボレーション・ツールが含まれると予想されます。 すべての経験を考慮せずに、UC 展開のメリットは得られません。 将来的には、企業が現代のワーカーに不可欠なツールであるラップトップやスマートフォンと同じように、従業員に高品質のヘッドセットを提供することを期待しています」