EPOS の研究によると、音質が悪いと、情報を解釈するために脳が 35% 余計に働くことが判明しました

EPOS BrainAdapt™テクノロジーを基盤とするEPOSオーディオソリューションは、パフォーマンスを向上させ、認知負荷を軽減

コペンハーゲン、デンマーク発 – 2022 年 11 月 3日 – グローバルなオーディオおよびビデオブランドである EPOS は本日、遠隔勤務者の生産性レベルに及ぼす音質の悪さの影響を調査した結果を発表しました。

この研究では、音質が悪いと、脳が情報を処理するためにより多くの労力を費やすことが分かりました。また、デジタルオーディオの処理に苦労しているとき、脳は物理的な環境の音と比較して著しい負担を受けていることも発見しました。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の発生後、世界的な健康危機に関連する長期的な認知問題や、ロックダウンやその他の社会的な変化がメンタルヘルスにどのような影響を与えたかに関する研究が急増しています。しかし、主にデジタルソリューションを通じたコミュニケーションの影響に関する研究はほとんど行われていません。耳は単に一連の電子神経信号を知覚し、変換する脳への手段であるため、サウンドは認知機能に大きな影響を与えます。

世界中の多くの労働者がリモートで仕事を続ける中、周囲の雑音は生産性の妨げとなり、ストレスレベルに関連して健康への潜在的なリスクにもなり得ます。今日の労働者は、周囲の雑音が自分たちにどのような影響を与えるかについてほとんど認識しておらず、この問題に対処することによってのみ、私たちは新たなレベルの健康と生産性を解き放つことができます。

音響心理学研究

この音響心理学研究は、EPOS によって、デンマークの Oticon 応用聴覚学研究センター（CAAR）において、各騒音条件における瞳孔測定追跡、音声認識性能、負荷前後タスクの主観評価などを中心に行われました。被験者は、EPOS のパッシブダンパーを装着した場合と装着していない場合の聞き取り作業を行いました。

EPOS ヘッドセットのパッシブ・ノイズ・キャンセリング性能により、聞き取りの労力が軽減され、記憶力が向上し、単語認識レベルが高まり、被験者の記憶力が 10% 向上したという結論に達しました。

雑音の多い環境で会話を聞いている人は、話し合われている内容の全体を解釈し理解することが困難になることがあります。これは即座に情報の吸収と保持に関する懸念を引き起こしますが、より長期的な問題は明白です。音質が悪いと、脳が情報を解釈するためにより多くの労力を費やし、聞き取りにさらに35%以上の労力を要します。

脳は刺激の切り替えが難しくなるにつれ、音への反応が遅くなることがあります。たとえば、周囲の騒音や干渉など、オーディオの問題に悩まされている会議通話では、脳は最も重要な音源に集中するためにより一層努力します。

認知過負荷

研究者らは、これが認知過負荷や脳疲労につながる可能性があると主張しています。サウンドは、私たちが気づいていなくても、心理的、認知的、行動的に影響を与えています。EPOS のテクノロジーとソリューションをテストし、認知努力と記憶想起を調査することで、脳に及ぼす望ましくない背景ノイズの影響を軽減するソリューションを開発することが可能になります。例えば、EPOS は、特定の周波数の妨害ノイズを減衰させることで、長時間のバーチャル会議における聴覚疲労が実際に軽減されることをテストし、証明することができます。

EPOS BrainAdapt™

EPOS は、デマント・グループを通じて世界をリードする心理音響研究に基づいて、ユーザーの脳が音を解釈するための理想的で最も自然な条件を再現する独自のアルゴリズムと音響技術を開発しました。

これらのテクノロジーは EPOS BrainAdapt™ の旗印のもとに集約されています。ADAPT 660 や ADAPT 660 AMC ヘッドセットなどの EPOS BrainAdapt™ テクノロジーをベースに構築された製品は、記憶力の向上と認知負荷の軽減により、パフォーマンスを向上させることが示されました。

EPOS 技術部長、Torben Christiansen、
「企業はロックダウン中に労働力をサポートする技術に多額の投資を行いました。これは、事業継続に対する差し迫った脅威に対する必要な修正でした。現在、リモートワークが従業員の生産性と健康に及ぼす長期的な影響が明らかになりつつあります。

集中力と生産性の低下は、即座にビジネス成果に影響を及ぼしますが、より深刻で累積的な影響は、労働者の疲労と不満の増大です。これが原因で燃え尽き症候群や従業員の離職につながることがあります。

雇用主は、2020 年当時と同じ厳格さをもってこれらの新たな課題に立ち向かい、従業員の健康、満足度、生産性をサポートする新たなソリューションに投資する必要があります。」

  • EPOS IntelligentFit™

    究極のイヤフォンの快適性

    EPOS IntelligentFit™は、 AIと50万件以上の耳スキャンのデータベースに基づいて最適なイヤフォンの形状を予測するイヤーフィット分析ツールで、一日中快適なフィット感と優れた音響性能をお楽しみいただけます。

  • EPOSがクラス最高の企業向けヘッドセットラインナップを2つの新シリーズでアップグレード

    オーディオ技術のパイオニアであるEPOSは本日、バルセロナで開催されたIntegrated Systems Europe 2024 (ISE) において、主力製品である企業向けヘッドセットシリーズの拡充を発表しました。この新シリーズには、最新の有線ヘッドセットシリーズ2種類、IMPACT 700とIMPACT 800が含まれています。

    現代のビジネスプロフェッショナルの多様なニーズに応えるように設計された次世代のIMPACT ヘッドセットは、あらゆるオープンオフィス環境でのシームレスなコミュニケーションを実現します。

  • EPOS、持続可能性への取り組みで新たなマイルストーンを達成

    グローバルオーディオブランドである EPOSは、テクノロジーを通じて人間の潜在能力を解き放つという使命を通じて、すべての人々の健康的な生活と幸福の実現を支援するというコミットメントを再確認しています。EPOS は、国連が定めた「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」に沿って、シームレスなコミュニケーションを可能にし、ストレスや聞き疲れを防ぐためのオーディオおよびビジュアルソリューションを提供するイニシアティブを積極的に推進しています。

    EPOS はデマント・グループの一員です。デマント・グループは、1904 年以来、ケア、健康、イノベーションの伝統を礎に築き上げてきた世界屈指の聴覚ヘルスケアおよび技術グループです。